FUDEJIMA
伊豆大島 / 波浮港エリア / 筆島
青い大海原に突き刺さる、
数十万年前の火山のコア。
伊豆大島の南東部、波浮港エリアから少し北上した海岸線に位置する「筆島」は、海中から天に向かって鋭くそびえ立つ、高さ約30メートルの奇岩です。その名の通り、まるで巨大な筆の先のような独特なフォルムをしていますが、その正体は数十万年以上も昔に活動していた「筆島火山」の火道(マグマの通り道)の跡。
かつてそこにあった巨大な火山は、長い年月をかけて太平洋の激しい荒波と風雨に削られ、ほとんどが海へと消え去ってしまいました。しかし、火道の中で冷え固まった最も頑丈なマグマの芯(岩頸)だけが、削り残されて現在の姿で留まっています。現在の三原山が生まれる遥か昔から続く、大島のダイナミックな地質学的歴史の長さを五感で実感できる、世界的にも貴重なジオスポットです。
自然の造形美を仰ぎ見る、
波音と神話が交差する海岸線。
筆島を望む大島一周道路沿いには「筆島見晴台」が整備されており、眼下に広がるダイナミックな断崖絶壁と、どこまでも続く太平洋のパノラマを一望できます。天気の良い日には、はるか洋上に浮かぶ伊豆諸島の島影を望むこともでき、地球の丸さを実感する静かな感動に包まれます。
また、筆島のすぐ近くの海岸には、日本の渚百選にも選ばれている「筆島海岸」が広がり、サーフィンの聖地としても知られています。周辺には「オキノ根」と呼ばれる岩場や、悲恋の伝説を秘めた「十字架の碑」なども点在しており、荒々しい自然の造形美の中に、島民が紡いできた歴史やカルチャーの足跡がそっと息づいています。ドライブの途中に車を停め、心地よい潮風とダイナミックな波音に包まれながら、知的で贅沢なひとときを過ごせます。
壮大な東海岸のロードサイド、
絶景が広がる展望台へ。
筆島は大島を1周するメインルート「大島一周道路」沿いにあるため、レンタカーでのドライブやサイクリングで立ち寄るのに最適なロケーションです。
見晴台のすぐ横には、車を数台停められる無料の駐車スペースが完備されているため、移動の途中に気軽に立ち寄ることができます。遮るもののない高台から、太平洋の大パノラマと奇岩のコントラストを安全に楽しむことができます。
バスを利用する場合:
元町港から大島バス(波浮港ライン)に乗車(約45分)、「筆島」バス停下車すぐ。
車・レンタカーを利用する場合:
元町港から大島一周道路(東回りまたは波浮経由)を経由して約35〜40分。
住所:
東京都大島町波浮港(大島一周道路沿い)
滞在目安:
15分~30分(見晴台からの筆島鑑賞、周辺の海岸線の景観撮影を含む)
周辺設備:
見晴台付近に無料駐車スペースあり / 周辺に公衆トイレあり
通信環境:
主要キャリアの電波状況は良好(開けた海岸沿いの高台のため、安定した通信が可能です)