YOSHIMA
与島
坂出駅から路線バスで約30分
瀬戸大橋の真下で巨大建築と島暮らしが交差する与島
香川県坂出市のJR坂出駅から路線バスに乗り、瀬戸内海を渡って約30分。
瀬戸大橋のほぼ中央に位置する与島(よしま)は、橋のスケール感を至近距離で実感できる数少ない有人島です。
自家用車やバスでそのまま上陸できる利便性を持ちながら、一歩サービスエリアを出て集落へ足を踏み入れれば、そこにはかつての塩田や石採り産業で栄えた静かな港町の風景が広がっています。
かつて使われていた定期船をリノベーションしたユニークなバス待合所や、迷路のように張り巡らされた坂道の路地。
頭上を駆け抜ける列車や車の音と、足元で穏やかに打ち寄せる波音が重なり合う独特の情景。
絶景・フォトスポット, 歴史・史跡, 島の暮らし・生業, 都市圏から好アクセス, 陸路で渡れる島, グルメ・特産品, 初心者におすすめ
頭上に仰ぐ巨大な橋と
ノスタルジー漂う港町の風景
与島最大の魅力は、圧倒的なスケールを誇る瀬戸大橋の橋脚を間近で見上げるダイナミックな景観です。
与島パーキングエリア(PA)の展望台からは、多島美が広がる瀬戸内海と巨大な建造物が織りなすパノラマを一望できます。
一方で、島内の浦城(うらじょう)地区へ足を延ばせば、廃船を活用したレトロで珍しいバス待合所や、古くからの石垣が残る集落など、ノスタルジックな雰囲気が漂います。
ドライブの立ち寄りスポットにとどまらない、歩くほどに魅力を再発見できる奥行きのある島です。
橋の灯りと潮風を感じて
穏やかな瀬戸内の夜を味わう
与島での滞在は、日中の賑やかさが去ったあとに訪れる「特別な静寂」を享受する時間です。 夕暮れ時には瀬戸内海へ沈む夕陽とライトアップされた瀬戸大橋の幻想的なコントラストを楽しめ、夜には穏やかな海と星空が広がります。
本土からのアクセスの良さを活かした日帰り旅はもちろん、近隣の島々の宿や坂出市街地を拠点としながら、朝夕の静けさに包まれた与島を散策する滞在スタイルもおすすめです。
瀬戸内の名物を味わい尽くす
うどんと海の恵みのコラボレーション
与島PAをはじめとする島内の立ち寄りスポットでは、香川ならではの讃岐うどんや、瀬戸内海で獲れた新鮮な魚介類を使ったグルメが楽しめます。 海を眺めながら味わう出来立てのうどんや、ご当地ソフトクリームは旅の醍醐味そのもの。
ドライブやバス旅の合間に気軽に味わえる味覚から、地元で愛される素朴な食覚まで、瀬戸内の豊かさをダイレクトに感じることができます。
与島石の歴史と手仕事
四国と本州を繋ぐ島のお土産
与島はかつて質の高い「与島石」の産地として知られ、石工たちの技術が歴史を支えてきました。 現在では、香川の銘菓や瀬戸内の特産品を一堂に集めたショップが充実しており、旅の記念やお土産選びに困ることはありません。
石文化の歴史に思いを馳せながら、瀬戸内の恵みが詰まったお菓子や名産品を選ぶ時間は、旅の楽しい思い出を彩ってくれます。
インフラを支える拠点と
歴史ある石材・海業の記憶
本州と四国を結ぶ交通の要衝である与島は、瀬戸大橋の維持管理や観光インフラを支える重要な役割を果たしています。
かつては採石業や塩田で栄え、島で切り出された石材は遠く江戸城の石垣などにも使われた歴史を持ちます。
現代の巨大インフラと歴史ある地域資源が共存し、多様な関わり方を受け入れる包容力がこの島には息づいています。
インフラと歴史を間近で学ぶ
巨大建築と自然が教える生きた知恵
日本を代表する架橋技術の結晶である瀬戸大橋と、豊かな瀬戸内の生態系が隣り合う与島は、生きた環境・技術学習の場です。
巨大構造物を間近で観察し、橋がもたらした物流や暮らしの変化、そして採石業の歴史を学ぶ体験は、子どもたちの探究心を刺激します。
陸路で手軽に訪問できる利便性もあり、社会科見学や体験学習の場として豊かな価値を提供しています。
一年を通じて穏やかな瀬戸内式気候
澄み渡る空と橋の美しいグラデーション
瀬戸内式気候に位置する与島は、年間を通じて温暖で雨が少なく、晴天率が高いのが魅力です。
強風時には橋の通行規制がかかることもありますが、基本的には波も穏やかで心地よい潮風が吹き抜けます。
季節ごとに移り変わる空と海の青さ、そしてそこに映える瀬戸大橋の幾何学的な美しさを、年間を通じて快適に楽しむことができます。
アクセスルート
路線バス(琴参バス / 下津井電鉄バス)※陸路アクセス
発着地JR坂出駅(香川県)または JR児島駅(岡山県)
所要時間坂出駅から約20〜30分、児島駅から約30〜35分
特徴船に乗ることなく、瀬戸大橋を渡ってダイレクトに島へアクセスできます。車を持たない旅行者でも気軽に訪れられるのが大きな魅力です。
注意点便数が1日5〜6便程度と限られているため、あらかじめ時刻表を確認して利用する必要があります。
自家用車・レンタカー(瀬戸中央自動車道)
発着地坂出IC(四国側)または 早島IC(本州側)
所要時間坂出ICから約15分、早島ICから約25分
特徴瀬戸大橋が架かる島々の中で、唯一一般車両(自家用車)がランプウェイを降りて上陸できる島です。与島PAに車を止め、島内を自由に散策できます。
注意点高速道路(有料道路)の利用となります。また、島内の集落へは一般車両の進入規制エリアがあるため、与島PA等の駐車場を利用して徒歩での散策が基本となります。