SANAGISIMA
佐柳島
多度津港から船で約50分
「飛び猫」と瀬戸内の原風景が出会う島
香川県多度津港から北西へ約15km、塩飽諸島の最南端に位置する南北に細長い島「佐柳島(さなぎじま)」。
防波堤と防波堤の間を元気よく飛び越える「飛び猫」の写真で一躍有名になり、今では世界中から猫好きが訪れる癒やしの島として親しまれています。
しかし、この島の魅力は猫たちだけではありません。かつて塩飽水軍の拠点として栄えた歴史を背景を持ち、島内には死者を埋葬する「埋め墓」と魂を祀る「参り墓」を分ける日本伝統の「両墓制」の風習が今なお色濃く残されています。
木造の旧小学校をリノベーションしたゲストハウスやカフェからは、どこまでも静かな瀬戸内海が一望でき、まるで時間が止まったかのような贅沢なひとときを過ごせます。
潮風に吹かれながら猫たちと戯れ、古き良き日本の原風景と向き合う、心洗われる暮らしがここにはあります。
絶景・フォトスポット, 歴史・史跡, 島の暮らし・生業, 宿泊施設が充実, 動物・生き物の島, グルメ・特産品, 初心者におすすめ
堤防を舞う猫たちと
島の歴史を物語る路地をめぐる
佐柳島を象徴するのは、本浦(ほんうら)と長崎(ながさき)の2つの集落を結ぶ海岸沿いの風景です。堤防の上を跳躍する「飛び猫」たちの愛くるしい姿は、訪れる人々に笑顔と癒やしを与えてくれます。
一方で、集落の路地に一歩足を踏み入れれば、古くから大切に守られてきた「両墓制」の墓地や、歴史を感じさせる井戸や石垣など、豊かな歴史文化の息吹を感じることができます。
また、廃校となった旧佐柳小・中学校を活用したホステル&カフェ「ネコノシマホステル」は、どこか懐かしい木造校舎の雰囲気を残しながら、島旅の憩いの場として親しまれています。
木造校舎の温もりに包まれ
海と猫と過ごす島の夜
佐柳島での滞在は、ノスタルジーと優しさに満ちた特別な時間です。 旧小学校を生まれ変わらせたホステルでは、昔ながらの教室の面影を残す客室や、海を見渡せる喫茶スペースでゆったりとした島時間を満喫できます。
日帰り客が去った夕暮れ時、橙色に染まる海辺を猫たちが散歩する姿は、宿泊した人だけが出会える特別な情景。 波の音と潮風を感じながら、日常から解放された穏やかな夜を過ごすことができます。
獲れたての海の幸と
木造校舎でいただく優しい一皿
周りを豊かな漁場に囲まれた佐柳島では、タイやスズキ、タコやエビなど、瀬戸内海ならではの新鮮な海の幸を楽しむことができます。
「ネコノシマホステル」内のカフェでは、手作りのカレーや喫茶メニュー、スイーツなどを提供しており、ノスタルジックな空間で海を眺めながら味わう食事は格別です。
飾らない素朴な味わいと、温かい島のおもてなしが、旅の疲れを優しくほぐしてくれます。
海が育む新鮮な魚介と
猫にまつわる愛らしい思い出
豊かな瀬戸内の海で揚がる新鮮な魚やその加工品など、潮風の恵みが島の味わいです。
また、猫の島として親しまれる佐柳島ならではの、猫をモチーフにしたオリジナルグッズやクラフト品なども登場しており、旅の思い出や大切なお土産として愛されています。
伝統の漁業と
アート・観光がもたらす新しい風
古くから続く沿岸漁業や潜水漁などの漁業が島の暮らしの基盤を支えています。
近年では「飛び猫」をはじめとする観光人気や瀬戸内国際芸術祭の展開により、島外からの来訪者が増加。廃校を活用したゲストハウスの運営など、歴史的な施設に新しい命を吹き込みながら島を活気づける取り組みが行われています。
猫と海と人々に囲まれた
命と歴史を学ぶ島
佐柳島は、人間と動物(猫)が共に自然体で暮らす豊かな環境が広がる島です。
「両墓制」という日本独自の生命観や先祖を敬う風習、そして穏やかな瀬戸内の自然環境は、子どもたちに生命の尊さや歴史の深さを実感させてくれます。
都市部では味わえない、ゆったりとした時間の流れと多様な生き物に触れる体験が、豊かな心と豊かな感性を育みます。
晴天が多く波穏やかな
温和な瀬戸内式気候
年間を通して温暖で雨が少ない「瀬戸内海式気候」に属しています。
冬も比較的温かく、波が穏やかな日が多いため、年間を通じて穏やかな島生活を送ることができます。
日差しを受けてキラキラと輝く海面と、のんびりと日向ぼっこをする猫たちの姿が、島の平和で温かな気候を物語っています。
アクセスルート
フェリー(たどつ汽船)
発着地多度津港(香川県多度津町)
所要時間高見島経由で約50分
特徴多度津港を出港し、高見島を経由して佐柳島(本浦港・長崎港)へ至る航路です。
注意点便数が1日4便程度と限られているため、日帰りや滞在の際は事前のダイヤ確認が必須です。
フェリー(たどつ汽船・島内港選択)
発着地佐柳島内(本浦港 / 長崎港)
所要時間港間は約5分
特徴佐柳島には「本浦(ほんうら)港」と「長崎(ながさき)港」の2つの港があり、目的地や散策コースに合わせて下船港を選ぶことができます。