OOKUNOSHIMA
大久野島
忠海港から船でわずか15分
野生のうさぎが駆ける大久野島
広島・竹原市の忠海港からフェリーで約15分。 瀬戸内海国立公園の一角に浮かぶ大久野島(おおくのしま)は、周囲約4.3kmの小さな島ながら、1,000羽近い野生のうさぎたちがのびのびと暮らす、世界中から人々が訪れる生命力に満ちた島です。 島に降り立つと、草むらや木陰から愛らしいうさぎたちが次々と姿を現し、ここでは彼らの穏やかな歩みが日常の主役となっています。 しかし、かつてこの島は戦時中に毒ガス製造の拠点とされ、秘密を隠すために「地図から消された島」でもありました。 島の人々や訪れる人々は、うさぎたちの無邪気な温もりに癒やされながらも、島内に残る重厚な発電場跡や毒ガス貯蔵庫跡の厳しさを胸に刻み、平和の大切さをしなやかに未来へ紡いでいます。 都会の喧騒から完全に切り離されたこの場所には、うさぎの息遣いと優しい波音、そして自分自身と向き合うための濃密な時間が流れています。
絶景・フォトスポット, 国立公園, 星空観測, 白い砂浜, 海水浴, 歴史・史跡, 宿泊施設が充実, キャンプ・野外宿泊, 動物・生き物の島, グルメ・特産品, 初心者におすすめ
愛らしいうさぎの楽園と
歴史の面影を遺す島へ
島のあちこちで出会える野生のうさぎたちは、島を訪れる人々を温かく迎えてくれる特別な存在であり、大久野島の豊かな自然を象徴する主人公です。 耳をすませば小さな足音が響く芝生広場や、うさぎ耳のオブジェなど、島全体がまるで絵本の世界に迷い込んだかのような愛らしさに包まれています。 一方で、島内を歩けば、ツタに覆われた「長浦毒ガス貯蔵庫跡」や「発電場跡」が、かつての歴史の歩みを静かに、しかし力強く物語ります。 火山のダイナミズムならぬ歴史のコントラストと、瀬戸内らしい穏やかな景観が、絶妙なバランスで共存しているのが大久野島の魅力です。
うさぎの気配を感じ
自然と対話する
瀬戸内の青い海とうさぎの楽園に抱かれた大久野島での滞在は、圧倒的な自然と対話するための「旅の拠点」となります。
島内唯一の宿泊施設であるリゾートホテル「休暇村大久野島」は、客室から美しい瀬戸内海を一望でき、旅のスタイルに寄り添う快適な空間を提供しています。
波音とうさぎの気配に包まれて更ける島の夜は、明日訪れる「歴史遺構巡り」やサイクリングへの期待を膨らませ、特別な充足感を与えてくれるでしょう。
夕暮れ時の静かな島内散策や、星空の下でのキャンプなど、心地よい安らぎの場がここにあります。
島の風土に溶け込むひと時は、大久野島をいつしか「また帰りたくなる場所」へと変えてくれるはずです。
心に刻まれる一皿
潮風と瀬戸内の旬を味わう
艶やかな海の幸である「瀬戸内の地魚」や、豊かな気候が育んだ「竹原の地酒」。大久野島周辺の食卓を彩る素材には、瀬戸内海の肥沃な海と穏やかな太陽の恩恵が凝縮されており、一口ごとに心身へ活力を与えてくれます。
夕食に振る舞われる新鮮なお刺身バイキングやくさやならぬ瀬戸内のタコ料理、そして朝の澄んだ空気の中で味わうこだわりの朝食。 風土と真摯に向き合う人々が繋いできた「旬」の味わいは、島の日常が持つ静かな豊かさを教えてくれます。潮風と共に味わうその一皿は、旅の深い記憶として心に刻まれるはずです。
うさぎの温もりと
優しさが詰まった手仕事
大久野島の代名詞とも言える「うさぎ」。その愛らしい姿をモチーフにした「うさぎグッズ」の数々やお菓子は、古くから島を訪れる人々に愛され、大切な思い出の品として持ち帰られてきました。 また、旅の始まりを彩る忠海港の可愛らしい売店や、島内ならではの手作りの絵はがきなど、自然と生き物への愛が詰まったクラフトが今も息づいています。 暮らしの中に寄り添い、使うほどに島を感じられる品々は、大切な人への贈りものや、自分へのご褒美に最適です。
うさぎの保護と観光
平和への願いが紡ぐ仕事
大久野島の経済と暮らしを支えるのは、古くから続く「自然の恵み」と「歴史観光」です。 島内に暮らすうさぎたちの生態系を守る自然保護活動や、島唯一のホテル「休暇村」の運営、そして平和の大切さを伝える「大久野島毒ガス資料館」の案内が島の主要な産業(役割)です。 近年では、本土から15分というアクセスの良さを活かし、日帰り観光のガイドや、独自の歴史・エコツーリズムを提供する新しい働き方を選択する若者の姿も増えています。 「本州のすぐ隣」にありながら、生き物との共生とクリエイティブな平和学習が緩やかに共生する、独自の環境がこの島には存在します。
いのちの尊さを学ぶ教科書
感性を研ぎ澄ます、大自然の学び舎
本土から一番近い「うさぎと歴史の島」である大久野島は、子どもたちにとって島全体が五感を刺激する巨大な学び舎(まなびや)です。 小さな生き物と直接触れ合うことで優しさを育むうさぎとのふれあい体験や、毒ガス工場の遺構を肌で感じる平和学習フィールドワークは、教科書の文字を超えた生きた知識として刻まれます。 島内には、自然や歴史を深く知るための資料館や、子どもたちの安全を見守る休暇村のスタッフ、地域の人々の温かい目が揃っており、安心して学べる環境が魅力です。 近年では、小・中学校の修学旅行や課外授業としての受け入れも活発に行われています。都会の喧騒から離れ、大自然の圧倒的なメッセージ性の中で、自立心と豊かな感性を育む選択肢が、この島には広がっています。
夏は青空、冬は穏やか
瀬戸内が運ぶ優しい四季
瀬戸内海式気候の恩恵を強く受ける大久野島は、年間を通じて「温暖で雨が少ない」海洋性の温和な気候が特徴です。
冬でも雪が積もることは稀で、1年を通じてうさぎたちが外で元気に駆け回り、訪れる人にいつでも温かな癒やしを感じさせます。
一方で、周囲の海は波が非常に穏やかで、季節によって天候が劇的に変化しにくい「過ごしやすい島」らしい一面も持っています。
年間を通じて穏やかな風が吹き、その風が雲を払い、広島近郊とは思えないほどの鏡のような美しい海面と満天の星空を連れてきます。
季節ごとに移ろう風の音を聴きながら、自然のリズムに身をゆだねる暮らしがここにはあります。
アクセスルート
船(大三島フェリー・休暇村客船)
発着地竹原市・忠海港、愛媛県今治市・盛港
所要時間忠海港から約12〜15分
特徴大久野島へ向かう最も一般的で本数の多いルートです。JR呉線「忠海駅」から港までも徒歩約7分と近く、気軽な日帰りアクセスが可能です。
注意点島内は原則として一般車両の走行が禁止されているため、お車は忠海港の公共無料駐車場に停めて乗船するのが基本です。
船(高速船ラビットライン)
発着地三原市・三原港、須波港
所要時間三原港から約30分
特徴新幹線が止まるJR「三原駅」からすぐの三原港より、ダイレクトにアクセスできる土日祝日限定の便利な高速船ルートです。遠方からの旅行やビジネス時にも最適です。
注意点季節や状況によって運休・ダイヤ変更が発生する場合があるため、事前の運行状況の確認が必須です。