MUKAIJIMA
向島(しまなみ海道)
尾道から渡船でわずか数分
暮らしとカルチャーが交差する向島
尾道の街並みから尾道水道を挟んですぐ目の前に位置する向島(むかいしま)。
本州とは尾道大橋や日本を代表するサイクリングロード「瀬戸内しまなみ海道」の橋で結ばれており、今も昔ながらの渡船(フェリー)が市民の足として頻繁に行き交う、どこか懐かしい風景が残る島です。
島内には古くからの造船所が佇む一方で、温暖な気候を活かした「尾道パパイヤ」や柑橘、わけぎの栽培が盛んに行われています。
近年では、レトロな建物をリノベーションしたチョコレート工場やカフェ、お洒落なゲストハウスなどが次々と誕生し、島内外のクリエイターや移住者を引きつけるモダンなカルチャーの拠点にもなっています。
都市の利便性と、瀬戸内の穏やかな島情緒が絶妙なバランスで溶け合う向島。
絶景・フォトスポット, 国立公園, サイクリング, 歴史・史跡, アート・建築, 島の暮らし・生業, ロケ地巡り, 都市圏から好アクセス, 陸路で渡れる島, 宿泊施設が充実, グルメ・特産品, 初心者におすすめ
尾道の街並みを対岸から眺めて
アートとレトロが息づく島めぐり
島を象徴する「高見山」の山頂展望台からは、瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島の島々と、それらを繋ぐしまなみ海道の橋が一望できる絶景が広がります。また、映画のロケ地としても名高い尾道水道沿いのレトロな町並みや、大正時代から続く日本最古のラムネ工場「後藤鉱泉所」など、歴史を感じるスポットが日常に溶け込んでいます。海岸線沿いにはサイクリングロードが整備されており、心地よい潮風を感じながらアートなカフェやショップを巡る、自由で豊かな時間が楽しめます。
水道を行き交う船を眺め
島の新しい息吹に触れる
向島での滞在は、しまなみ海道を縦断するサイクリストや、尾道観光を深く楽しみたい人のための「心地よい拠点」となります。古民家や旧別荘をリノベーションしたお洒落なゲストハウスから、尾道水道の夜景を一望できる一棟貸しの宿まで、個性豊かな滞在先が揃っています。
夜になれば対岸の尾道の街明かりが水面に揺らめき、波音をバックに過ごす夜は特別な充足感をもたらします。ワーケーションに対応した施設も多く、暮らすように滞在しながら島のコミュニティと緩やかにつながるひと時が、ここにはあります。
どこか懐かしい味と、新しい挑戦
海を渡る風が育んだ島のグルメ
向島を訪れたら外せないのが、島内にある「ウシオチョコラトル」のこだわりのクラフトチョコレートや、昔ながらの瓶で味わう地ラムネです。また、島特産の「尾道パパイヤ」を使った料理や、瀬戸内の豊かな海が育んだ新鮮な魚介、地元産のみかんをふんだんに使ったスイーツなど、独自の食カルチャーが五感を満たしてくれます。
伝統的な味を守り続ける食堂と、新しくオープンしたモダンなカフェが共存する向島の食卓は、一口ごとに島の多様な魅力を教えてくれます。
柑橘の恵みと職人の手仕事
暮らしを彩る向島ブランド
向島の温暖な太陽を浴びて育ったレモンやみかん、そして健康食材として注目される青パパイヤは、ドレッシングやジャム、お茶などの加工品としても高く評価されています。また、柑橘の成分を活かしたコスメや、島内のアトリエで作られるユニークな雑貨など、自然の素材をモダンに昇華させた手仕事が息づいています。普段の生活にそっと寄り添い、使うたびに瀬戸内の風景を思い出させてくれる品々は、お土産やギフトにも最適です。
造船の歴史と先進的なカルチャー
都市のすぐ隣で選ぶ、新しい働き方
向島の歴史を支えてきたのは、尾道水道沿いに発展した「造船業」と、温暖な気候を活かした「農業」です。柑橘類やわけぎのほか、近年は青パパイヤの産地としても知られています。
一方で、本州(尾道市街地)へ渡船や橋で数分という抜群のアクセスの良さを活かし、昼は尾道で働き、夜は向島の静かな環境で暮らすという職住近接のライフスタイルを選択する移住者が急増しています。サイクリング観光の盛り上がりに伴い、カフェの経営やWeb関連のリモートワークなど、一次産業と新しいクリエイティブな仕事が緩やかに共生する、独自の経済圏が広がっています。
尾道水道が大きな教科書
利便性と大自然が共生する学び舎
尾道市街地と目と鼻の先にある向島は、豊かな自然環境と都市型教育のメリットをどちらも享受できる贅沢な環境です。しまなみ海道の自然を活かしたサイクリング体験や、パパイヤ・柑橘の収穫といった地域一体となったフィールドワークは、子どもたちの豊かな感性を育みます。島内には小学校や中学校、高校まで整っており、地域の人々や渡船の乗組員、多様な移住者といった大人たちに見守られながら、社会性と自立心を育めるのが大きな魅力です。週末には尾道市街地の習い事や文化施設にも気軽アクセスできるため、安心してのびのびと個性を伸ばせる教育環境が整っています。
雨が少なく年中温暖
穏やかな瀬戸内海がもたらす優しい四季
典型的な「瀬戸内海式気候」に属する向島は、年間を通じて温暖で降水量が少なく、晴天率が高いのが最大の特徴です。冬でも雪が積もることは極めて稀で、年間を通じて穏やかな気候が流れています。尾道水道に囲まれているため強い寒風が遮られやすく、島特産の柑橘やパパイヤがみずみずしく育つ絶好の環境を生み出しています。夕暮れ時には瀬戸内海が茜色に染まり、夜には穏やかな海風が雲を払って美しい星空を見せてくれます。一年中アクティビティを快適に楽しめる、優しく安定した気候がここにあります。
アクセスルート
船(渡船・フェリー)
発着地尾道駅前桟橋、土堂、新浜 〜 向島(各桟橋)
所要時間約3〜5分
特徴尾道市街地と向島を数分で結ぶ、島民の生活に欠かせない渡船です。大人約100円、自転車やミニバイクもそのまま載せることができ、数分おきに高頻度で運行しているため、時刻表を気にせず気軽に利用できます。
車・バイク(尾道大橋・しまなみ海道)
発着地本州(尾道市街地・西瀬戸尾道IC方面)
所要時間尾道駅から車で約10分
特徴本州と向島は「尾道大橋(無料)」で結ばれており、車やバイクで直接アクセスが可能です。天候や時間を問わず、シームレスに移動できるため、日常の買い物やビジネス、ドライブにも非常に便利です。
自転車(西瀬戸自動車道・レンタサイクル)
発着地尾道駅前(レンタサイクルターミナル)〜 向島
所要時間尾道大橋(自歩道)経由、または渡船利用で数分
特徴しまなみ海道サイクリングのスタートルートです。本州から向島へは自転車専用の道(尾道大橋)がありますが、スロープや安全面を考慮して、最初の向島へは「渡船」に自転車を載せて渡るのがサイクリストの定番ルートとなっています。