REGION: CHUGOKU / SANYO

KURAHASHIJIMA

倉橋島(安芸灘)

01 / INTRODUCTION

音戸大橋を渡って、歴史の海へ
万葉のロマンが息づく倉橋島

広島県呉市から音戸(おんど)の瀬戸に架かる朱色の美しい橋を渡り、さらに南へ。
穏やかな瀬戸内海に浮かぶ倉橋島は、古くは『万葉集』にも詠まれ、日本の造船・航海術の礎を築いた「遣唐使船」を建造したとされる歴史深い島です。
島を代表する「桂ヶ浜」には見事な白砂青松の海岸が広がり、標高約400mの「火山(ひやま)」からは瀬戸内海の多島美が一望できます。
冬には名産の牡蠣(かき)を育むいかだが海を彩り、歴史ある天然温泉が訪れる人々を温かく迎えてくれます。
島の人々は古来より海の恵みに感謝し、伝統的な手仕事や独自の文化を守りながら、穏やかでしなやかな暮らしを紡いできました。
都市圏からのアクセスも良く、陸路で気軽に訪れることができるこの場所には、潮香る歴史と現代の暮らしが心地よく溶け合っています。

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倉橋島(安芸灘)
倉橋島・桂浜
02 / DESTINATIONS

白砂青松と、瀬戸内を一望する
火山を仰ぎ見る島へ

島の南部に位置する「桂ヶ浜」は、「日本の白砂青松100選」にも選ばれた美しい海岸であり、周辺には万葉集の歌碑や、古の造船技術を伝える「長門の造船歴史館」が佇んでいます。
かつて遣唐使船を建造したとされるこの地は、歴史の重みを感じさせる静けさに包まれています。
一方で、島の中央にそびえる「火山(ひやま)」の山頂に立てば、360度の大パノラマで瀬戸内海の島々を見渡すことができ、地球の雄大さを実感させてくれます。
また、周辺の美しい海岸線やノスタルジックな漁村の町並みなど、豊かな歴史遺産と穏やかな自然景観が絶妙なバランスで共存しているのが倉橋島の魅力です。

倉橋島・火山展望岩直下の東屋
03 / ACCOMMODATIONS

瀬戸内の凪を感じ
歴史と対話する

穏やかな波音と満天の星空に包まれた倉橋島での滞在は、忙しい日常から離れて自分自身と対話するための「旅の拠点」となります。 昔ながらの温かさに癒やされる民宿から、海を一望できる一棟貸しのタイニーハウスやコテージまで、旅のスタイルに寄り添う多彩な選択肢が揃っています。

波静かな海の気配を感じながら更ける島の夜は、明日訪れる「火山」へのハイキングや歴史散策への期待を膨らませ、特別な充足感を与えてくれるでしょう。 ワーケーションでの長期滞在や、海岸沿いでのキャンプなど、心地よい安らぎの場がここにあります。 島の風土と人々の営みに溶け込むひと時は、倉橋島をいつしか「また帰りたくなる場所」へと変えてくれるはずです。

ちりめんじゃこ
04 / LOCAL CUISINE

心に刻まれる一皿
凪の海と肥沃な大地を味わう

黒潮が流れ込む豊かな瀬戸内海の恵みである「牡蠣(かき)」や、旨味が凝縮された「ちりめんじゃこ」。そして島独自の温暖な気候が育んだ、驚くほど濃厚で甘みのあるブランドトマト「お宝トマト」。倉橋島の食卓を彩る素材には、海の豊かさと大地の恩恵が凝縮されており、一口ごとに心身へ活力を与えてくれます。

厳しい海を生きる漁師たちの知恵が詰まった海の幸や、江戸時代から続く伝統ある蔵元が島の清らかな水で醸す香り高い地酒。風土と真摯に向き合う人々が繋いできた「旬」の味わいは、島の日常が持つ静かな豊かさを教えてくれます。潮風と共に味わうその一皿は、旅の深い記憶として心に刻まれるはずです。

トマト
05 / CRAFTS & PRODUCTS

海の恵みと大地の赤
職人の手が育んだ名産品

倉橋島の代名詞とも言える「お宝トマト」。太陽の光をいっぱいに浴びて育てられたトマトから、丁寧に作られるトマトジュースやソースなどの加工品は、大切な人への贈りものとして高い人気を誇ります。
また、古くから造船の島として栄えた歴史を伝える、木造船の建造技術や伝統的な手仕事が今も地域に息づいています。
さらに、近海で獲れた新鮮なちりめんじゃこや、島ならではの海産物など、使うほど・味わうほどに島を感じられる品々は、日常にささやかな贅沢を添えてくれます。

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倉橋島原型
06 / WORK & EMIGRATION

造船と水産と農業
歴史ある技術が紡ぐ仕事

倉橋島の経済を支えるのは、古くから続く「造船の伝統」と「豊かな海と大地」です。
古代から続く造船のDNAを受け継ぐ現代の造船業や、瀬戸内でも有数の水揚げを誇る牡蠣養殖やちりめん漁、そして独自の栽培技術で全国から注目を集めるトマト農業が島の主要な産業です。
近年では、本州(呉市街地や広島市)から車で直接アクセスできる利便性を活かし、リモートワーカーを対象としたワーケーション利用や、独自の自然・歴史体験を提供するエコツーリズムなど、新しい働き方を選択する移住者の姿も増えています。
「都市圏のすぐ隣」にありながら、一次産業とクリエイティブな仕事が緩やかに共生する、独自の経済圏がこの島には存在します。

倉橋島 緑の浜辺
07 / EDUCATION & LEARNING

歴史の海すべてが教科書
感性を研ぎ澄ます、大自然と万葉の学び舎

日本最古の造船の歴史を持つ倉橋島は、子どもたちにとって島全体が五感を刺激する巨大な学び舎(まなびや)です。
万葉のロマンを肌で感じる桂ヶ浜でのフィールドワークや、火山でのハイキング、穏やかな海でのマリンスポーツ体験は、教科書の文字を超えた生きた知識として刻まれます。島内には地域との結びつきが強い手厚い教育環境が整っており、先生や地域の人々に見守られながら、のびのびと個性を伸ばせるのが魅力です。
近年では、豊かな自然と歴史を活かした体験学習の受け入れも活発に行われています。都会の喧騒から離れ、大自然の圧倒的なダイナミズムと歴史の息吹の中で自立心と豊かな感性を育む選択肢が、この島には広がっています。

08 / CLIMATE & WEATHER

瀬戸内の穏やかな凪
年間を通じて温暖な気候

瀬戸内海式気候に属する倉橋島は、年間を通じて「温暖で雨が少なく、晴れの日が多い」のが特徴です。
冬でも雪が積もることは稀で、1年を通じて穏やかな気候が続くため、柑橘類やトマトの栽培に非常に適しています。
一方で、島の中央にそびえる火山(ひやま)周辺では、標高によって心地よい風が吹き抜け、瀬戸内ならではの季節の移り変わりを肌で感じることができます。
波静かな海面には夕暮れ時になると美しい夕陽が溶け込み、夜には澄んだ空気の中に満天の星空が広がります。
季節ごとに移ろう潮騒の音を聴きながら、自然のリズムに身をゆだねる暮らしがここにはあります。

CURRENT WEATHER
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09 / ACCESS TO KURAHASHIJIMA

アクセスルート

車(音戸大橋・第二音戸大橋経由)

発着地広島市内、呉市街地

所要時間広島市内から車で約80分、JR呉駅から約40分

特徴本州と橋で繋がっているため、船の時間を気にすることなく、24時間いつでも陸路でのアクセスが可能です。ドライブを楽しみながら島に入ることができます。

注意点通勤時間帯などは音戸大橋周辺で混雑することがあるため、余裕を持った移動がおすすめです。

路線バス(広電バス)

発着地JR呉駅

所要時間約50分〜60分

特徴JR呉線との接続がよく、公共交通機関だけで手軽にアクセスできます。「桂浜温泉館」行きなどを利用すれば、島の主要観光スポットまで直行できます。

注意点運行本数は1時間に1本程度となっているため、事前の時刻表確認が必要です。

船(マイボート・クルザー/くらはし海の駅)

発着地周辺の各港、マリーナ

所要時間出発地による(桂浜温泉館そばのビジター桟橋を利用)

特徴瀬戸内海のクルージングを楽しみながら、直接島へアクセスできます。桟橋から天然温泉や歴史館へは徒歩圏内です。