REGION: TOHOKU / MATSUSHIMA

KATSURASHIMA

桂島

01 / INTRODUCTION

仙台圏から1時間の桃源郷
松島湾の緑に抱かれた癒やしの桂島

宮城県塩釜市のマリンゲート塩釜から定期船に揺られて約25分。
日本三景として知られる松島湾の南部に浮かぶ浦戸諸島(うらとしょとう)の玄関口が、ここ「桂島(かつらしま)」です。
湾内ならではの鏡のように穏やかな海と、島を覆う豊かな緑。春には菜の花、夏には海水浴場が賑わい、秋から冬にかけては特産の牡蠣や海苔の収穫に活気づく。
2011年の東日本大震災では大きな被害を受けましたが、島の人々は海と共に生きる知恵と不屈の精神で、美しい景観と豊かな漁場を蘇らせました。
車が走らない島内には、心地よい波の音と鳥のさえずり、そして訪れる人を家族のように迎えてくれる温かい島時間が流れています。

絶景・フォトスポット, 国立公園, 白い砂浜, 海水浴, 釣り・フィッシング, ハイキング・登山, 島の暮らし・生業, 都市圏から好アクセス, グルメ・特産品, 初心者におすすめ

桂島
仁王島の上の鳥
02 / DESTINATIONS

波穏やかな白い砂浜と
雨情が愛した松島のパノラマ

島の南側に広がる「桂島海水浴場」は、波が非常に穏やかで透明度が高く、夏には多くのファミリーで賑わう浦戸諸島最大のビーチです。
海岸沿いには遊歩道が整備されており、散策を進めると、長年の波の浸食によって削られた奇岩「白崎(しろさき)」や、松島湾の島々を遮るものなく一望できる「観音崎(かんのんざき)」へと繋がります。
かつて詩人・野口雨情が滞在し、その美しさを絶賛したとされる桂島。ダイナミックな外洋の島とは異なる、箱庭のように美しく、どこかノスタルジックな風景が訪れる人の心を静かに満たしてくれます。

日本三景松島・遊覧船島巡り
03 / ACCOMMODATIONS

漁師の宿で夜を迎え
海の静寂に包まれる

桂島での滞在は、島の日常にそっと溶け込むような心地よさに満ちています。 島内にはアットホームな民宿が点在しており、いずれも家族経営ならではの温かいもてなしと、目の前の海で獲れたばかりの圧倒的な海の幸でもてなしてくれます。

夜の帳が下りると、本土の明かりが遠く水面に揺らめき、波の音だけが響く完全な静寂が訪れます。 都会の喧騒を忘れ、ただのんびりと過ごす贅沢。翌朝、静かな港から昇る朝日を眺めるひと時は、この島に泊まった人だけが味わえる特別なご褒美です。

殻付き生牡蠣
04 / LOCAL CUISINE

黒潮と松島湾が育む
旨味が凝縮された海の至宝

桂島を訪れたなら絶対に外せないのが、松島湾の豊かな栄養をたっぷりと吸って育った「牡蠣(カキ)」と「海苔(ノリ)」です。 特に冬場に最盛期を迎える牡蠣は、小ぶりながらも身がギュッと引き締まり、濃厚でクリーミーな旨味が口いっぱいに広がります。

初冬の海で収穫される、磯の香り豊かな「一番摘み海苔」や、初夏に解禁されるみずみずしい「生ワカメ」。 過酷な海の上で、真摯に養殖業と向き合う島の漁師たちが届けてくれる一皿は、海の生命力そのもの。一口食べるごとに、島の豊かな自然と職人の技がじんわりと五臓六腑に染み渡ります。

菜種油
05 / CRAFTS & PRODUCTS

海の恵みをそのままに
熟練の漁師が手がける本物の味

桂島の代名詞である牡蠣や海苔を、自宅でも楽しめるように加工したお土産が人気です。
天日干しで丁寧に仕上げられた乾燥海苔やワカメは、豊かな風味が長持ちし、大切な人への贈り物としても喜ばれています。
また、近年では震災からの復興と島おこしのシンボルとして、島内で収穫された菜種から絞る「浦戸の菜種油」などの開発も行われており、島の新しい手仕事として注目を集めています。

牡蠣の養殖
06 / WORK & EMIGRATION

世界が認める牡蠣養殖
海と共に生きるプライド

桂島の経済と暮らしの中心にあるのは、言わずと知れた「養殖漁業」です。
特に浦戸の牡蠣養殖は歴史が古く、フランスの牡蠣が壊滅的危機に陥った際に浦戸の種牡蠣が世界を救ったという誇り高い歴史を持っています。
東日本大震災によって漁具や船のすべてを失う甚大な被害を受けましたが、国内外からの支援と漁師たちの絆により、見事に漁場を復活させました。
近年では、この豊かな海に魅了され、漁業を学ぶために移住してくる若い担い手の姿も見られ、伝統の技と海へのリスペクトが次の世代へと確かに受け継がれています。

春のワカメ
07 / EDUCATION & LEARNING

海と地域が育てる絆
五感で学ぶ島の子どもたち

浦戸諸島には、豊かな自然環境を活かした「小中一貫」の教育環境(浦戸小中学校)があります。
島の子どもたちは、日常的に海に親しみ、地域の漁師さんたちから直接ワカメの収穫や牡蠣の仕組みを教わるなど、島全体に見守られながら生きた知恵を学びます。
少人数制ならではの手厚い指導や、学年の枠を超えた家族のような絆の中で、豊かな人間性と自立心が育まれます。
本土からの通学(島留学)の受け入れも行っており、豊かな自然の中で五感を研ぎ澄ます教育の場として高い評価を得ています。

08 / CLIMATE & WEATHER

東北でありながら温和
松島湾の凪がもたらす優しい四季

宮城県に位置しながらも、周囲を海に囲まれた海洋性気候の桂島は、東北地方の中では比較的「冬の寒さが緩く、夏は海風が心地よい」温和な気候です。
冬でも雪が深く積もることは珍しく、春の訪れとともに島内には黄色い菜の花が一斉に咲き誇ります。
湾内にあるため、外洋のような激しい高波に見舞われることは少なく、年間を通じて穏やかな凪(なぎ)の日が多いのが特徴です。
その穏やかな気候と穏やかな海が、島特産の繊細な海苔や牡蠣をじっくりと美味しく育て上げています。

CURRENT WEATHER
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09 / ACCESS TO KATSURASHIMA-MIYAGI

アクセスルート

市営汽船(定期船)

発着地塩釜(マリンゲート塩釜)〜 桂島港

所要時間約25分(浦戸諸島の最初の寄港地です)

特徴片道500円前後と手軽に利用でき、松島湾の島々を眺めながらの快適な船旅を楽しめます。1日に7便程度運行しています。

注意点強風や濃霧などの悪天候時は欠航する場合があるため、特に冬場や台風シーズンは事前の運行状況の確認が必須です。

簡易船・チャーターボート(磯崎・大塚ルート)

発着地松島町(磯崎港)や東松島市周辺からの民間チャーター

所要時間約10〜15分

特徴主に島民の移動や漁業関係者、または事前に宿へ相談した場合の特別ルート。定期船より短い距離で本土と結ばれています。

注意点一般観光客向けの定期便ではないため、事前の予約や確認が必要です。