INNOSHIMA
因島(しまなみ海道)
本州から橋を渡ってアクセス
水軍の歴史とはっさくの香りが満ちる因島
向島から因島大橋を渡った先、しまなみ海道の2番目に位置する因島(いんのしま)。
かつて瀬戸内の海を支配した「村上海賊(村上水軍)」の本拠地として栄え、島内には日本で唯一の「因島水軍城」が佇むなど、今も歴史ロマンが色濃く残る島です。
また、全国的に人気のある柑橘「はっさく」の発祥の地でもあり、斜面には黄色い果実が実る美しい畑が広がっています。
海岸線には巨大なクレーンが立ち並ぶ造船所があり、ものづくりの活気と、穏やかな多島美のコントラストがこの島独自のダイナミズムを生み出しています。
サイクリストを魅了する美しい絶景と、独自の文化や歴史が育んできた、情熱的で温かい暮らし。
絶景・フォトスポット, 国立公園, マリンスポーツ, 釣り・フィッシング, サイクリング, 歴史・史跡, 島の暮らし・生業, ロケ地巡り, 都市圏から好アクセス, 陸路で渡れる島, 宿泊施設が充実, グルメ・特産品, 初心者におすすめ
村上海賊のロマンを辿り
白滝山の五百羅漢に祈る
島の中央部にそびえる「白滝山」の山頂には、大小約500体もの石仏(五百羅漢)が並び、そこから見下ろす瀬戸内海の多島美は息をのむほどの絶景です。また、村上海賊の貴重な資料を展示する「因島水軍城」は、かつての海の覇者たちの息吹を今に伝える貴重なスポット。城下町のような風情を残す路地や、美しい砂浜が広がる「しまなみビーチ」など、歴史的なロマンと大自然のアクティビティが心地よく融合しているのが因島の大きな魅力です。
水軍の海を眺め
歴史の面影と共に眠る
しまなみ海道の拠点として抜群のロケーションを誇る因島での滞在は、瀬戸内の歴史と自然に深く浸るための「旅のプラットフォーム」となります。サイクリストに優しいサイクルオアシスを備えたアットホームな民宿や旅館から、海を一望できるリゾートホテル、レトロな一棟貸しの宿まで、旅人に寄り添う多様な選択肢が用意されています。
瀬戸内の穏やかな波音を聴きながら更ける夜は、日中のアクティビティの疲れを優しく癒やし、特別な満ち足りた時間を与えてくれます。島民の温かいおもてなしに触れるひと時は、この島を「第二の故郷」のように感じさせてくれるはずです。
はっさく発祥の地が贈る
甘酸っぱい恵みと海の幸
因島が世界に誇る味覚の筆頭が、島で生まれ育った「はっさく」です。みずみずしく、ほのかな苦味と爽やかな甘酸っぱさは、一度食べたら忘れられない味わい。地元で愛される「はっさく大福」をはじめ、様々なスイーツにも姿を変えています。
また、タコや鯛など瀬戸内海で獲れた新鮮な海の幸を贅沢に使った「水軍鍋」や島めしは、かつての海賊たちも食したとされるスタミナ満点の伝統料理。風土と真摯に向き合う人々が届ける旬の味わいが、心とお腹を満たしてくれます。
柑橘の香りと歴史が息づく
因島生まれの銘品たち
因島土産として不動の人気を誇る「はっさく大福」や、はっさくゼリーなどの柑橘加工品は、島の代名詞とも言える逸品です。また、島内で古くから栽培されている「因島除虫菊(じょちゅうぎく)」を使った天然成分の蚊取り線香など、大自然の素材を活かしたこだわりの手仕事が今も大切に守られています。暮らしの中に島のみずみずしい風と歴史を届けてくれる品々は、大切な人への贈りものに最適です。
造船の技術と柑橘農業
ものづくりの情熱が繋ぐ仕事
因島の産業を力強く支えているのは、明治時代から続く伝統の「造船・船舶関連産業」と、はっさくや安政柑をはじめとする「柑橘農業」です。巨大な船を造り出すものづくりの技術と情熱は、今も島内に多くの活気ある雇用を生み出しています。
近年では、しまなみ海道の世界的ヒットに伴い、エコツーリズムのガイドや、空き家を活用した個性的なショップ、カフェ、Webクリエイターなど、新しい働き方を求めて移住してくる若い世代も増えています。伝統的な一次・二次産業の基盤の上に、自由でクリエイティブな仕事が緩やかに共生する、独自の活気ある経済圏が因島には存在します。
水軍の歴史と豊かな海が教科書
自立心と郷土愛を育む学びの島
かつての村上海賊が活躍した歴史の舞台である因島は、子どもたちにとって好奇心を刺激する広大なフィールドワークの場です。水軍の歴史を学ぶ授業や、因島除虫菊の栽培、豊かな海でのマリンスポーツなど、島独自の文化を五感で学ぶ教育が実践されています。島内には幼稚園から高校まで充実した教育環境が整っており、地域全体で子どもたちを育てる温かいネットワークが根付いているのが特徴です。大自然の中で自立心を養いながら、歴史に裏打ちされた深い郷土愛をのびのびと育む環境が、この島には広がっています。
晴天に恵まれた瀬戸内の気候
四季折々の潮風が心地よい島
因島は、年間を通じて温暖で雨が少ない典型的な「瀬戸内海式気候」に恵まれています。冬でも雪が降ることは滅多になく、1年を通じてサイクリングや屋外アクティビティを快適に楽しむことができます。島を囲む穏やかな海のおかげで気温の変化が比較的緩やかであり、この安定した気候がはっさくなどの美味しい柑橘類を育む一番の原動力となっています。心地よい潮風が島を通り抜け、晴れた日の夕暮れには瀬戸内海を黄金色に染める美しいサンセットが日常を彩ります。
アクセスルート
車・バイク(西瀬戸自動車道・しまなみ海道)
発着地本州(尾道側・西瀬戸尾道IC)、四国(今治側・今治IC)
所要時間尾道市街地から車で約20分、今治から車で約40分
特徴本州からも四国からも高速道路(しまなみ海道)で直接アクセスできます。島内には「因島北IC」「因島南IC」があり、ドライブやツーリングで非常にシームレスに移動可能です。
高速バス(しまなみライナー等)
発着地広島、福山、尾道、今治、松山
所要時間広島市内から約1時間20分、尾道駅から約30分
特徴広島・福山・尾道・今治・松山など、主要都市から因島(因島重井バスストップなど)を結ぶ高速バスが頻繁に運行しています。車を持っていなくても、主要な都市圏から手軽にアクセスできるのが大きなメリットです。
船(快速船・フェリー)
発着地尾道港、三原港 〜 因島(重井港、土生港など)
所要時間尾道港から快速船で約40分、三原港から約20分
特徴尾道や三原などの主要な港から、因島の各港を結ぶ定期船が就航しています。穏やかな瀬戸内のクルージングを楽しみながら、渋滞なしで島へアプローチできる旅情溢れるルートです。
自転車(サイクリングロード)
発着地向島、生口島
所要時間向島(因島大橋経由)から約15〜20分
特徴しまなみ海道の専用サイクリングロードを自走してアクセスできます。向島からは、海の上を空中散歩しているかのような「因島大橋(自転車歩行者道)」を渡って入島する爽快なルートです。